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南イタリア、ナポリの東250キロメートルにある都市。グラビナ渓谷にある、サッシと呼ばれる洞窟 (どうくつ) 住居で知られる。住居は新石器時代に始まるとされ、8〜13世紀にはキリスト教の修道士が住みつき、130余の洞窟聖堂を建築した。一時衰退してスラム化したが、近年復興が進んでいる。1993年に「マテーラの洞窟住居」として世界遺産(文化遺産)に登録され、2007年に「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」に名称変更された。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
マテーラだいせいどう【マテーラ大聖堂】
《Cattedrale di Matera》イタリア南部、バジリカータ州の都市マテーラにある大聖堂。典型的なプーリア‐ロマネスク様式の建築物として知られる。サッシと呼ばれる洞窟住居があるサッソバリサーノ、サッソカベオーゾ両地区の間に位置する。13世紀後半に建造。大きなバラ窓を配したファサード、高さ52メートルの鐘楼があり、内部には18世紀の改修によりバロック様式の装飾が施され、一部に建造当初のフレスコ画が残っている。
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