ヨルダンがわ【ヨルダン川】
西アジアの内陸河川。シリア・レバノン国境のヘルモン山に源を発して南流、ガリラヤ湖(ティベリアス湖)を経て死海に注ぐ。全長350キロ。キリストが洗礼を受けた川といわれる。
ヨルダンがわせいがんちく【ヨルダン川西岸地区】
ヨルダン川の西側に位置する、イスラエルとヨルダンにはさまれた地域。国連などによりパレスチナ国の領域とされているが、6割以上をイスラエルが占拠している。面積5666平方キロメートル。中心都市はラマッラ。人口380万(2020)だが2割がイスラエル人入植者。ヨルダン川西岸。西岸地区。西岸地域。ウエストバンク。→ガザ →分離壁 [補説]英国の委任統治を経て、1948年の第一次中東戦争でヨルダンに、1967年の第三次中東戦争でイスラエルに占領された。イスラエルは直後から利用価値の高い幹線道路沿いに、網の目状に入植地を開発。1993年のオスロ合意以降も退居・返還はほぼ進まず、パレスチナ国の自治領域は160以上に飛び地として細分化されている。
ヨルダンハシェミットおうこく【ヨルダンハシェミット王国】
「ヨルダン」の正称。ヨルダンハシミテ王国。
出典:青空文庫
・・・の丘の頂きに登って、ヨルダン河の流域を指差し、あれこそは君等の美しい・・・ 太宰治「風の便り」
・・・ンベルグ協約で英国はヨルダン水力電気利権を得た。死海協約でおよそ八十・・・ 宮本百合子「ロンドン一九二九年」