
《
Laokoōn》
ギリシャ神話で、トロイアのアポロン神殿の祭司。
トロイア戦争の末期に、ギリシャの兵士が体内に潜む巨大な木馬を怪しみ、これを城内に引き入れることに反対した。このため女神
アテナの怒りに触れ、二人の息子もろとも大蛇に絞め殺された。その臨終を扱った
バチカン美術館蔵の大理石群像は
ヘレニズム期の代表的彫刻。

《原題、
(ドイツ)Laokoon》
レッシングの著作。1766年刊。副題「絵画と詩の境界について」。ギリシャ彫刻のラオコーン群像を題材に、造形美術と文学との差異を論じた美学論文。