リスボンじょうやく【リスボン条約】
《「欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修正するリスボン条約」の通称》ニース条約に代わるEU(欧州連合)の基本条約。EUを民主的・効率的に運営するために、欧州議会・各加盟国議会の権限強化、欧州理事会常任議長(EU大統領)・外務・安全保障上級代表(EU外相)および対外活動庁の設置などが盛り込まれている。EU新基本条約。 [補説]2007年12月にEU加盟27か国(当時)首脳が調印し、当初は2009年1月の発効を目指していたが、2008年6月にアイルランドで実施された国民投票で批准が否決されると、チェコ・ポーランドが批准書への署名を保留。発効は延期された。2009年10月にアイルランドで2度目の国民投票が実施され批准が可決すると、同月にポーランド大統領、翌11月にチェコ大統領が批准書に署名。2009年12月1日に同条約は発効の運びとなった。
リスボンだいせいどう【リスボン大聖堂】
《Sé de Lisboa》ポルトガルの首都リスボンにある大聖堂。12世紀にアフォンソ=エンリケス(後のポルトガル王アフォンソ1世)がイスラム教徒から同地を奪還し、モスク跡地に建造。バラ窓の美しさで名高いロマネスク様式の正面入口をはじめ、ゴシック様式の回廊、バロック様式の内陣と祭壇などさまざまな建築様式が混在する。リスボン最古の教会として知られる。サンタ‐マリア‐マイオール‐デ‐リシュボア大聖堂。