一丁字(いっていじ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 伊藤は牙籌一方の人物で、眼に一丁字なく、かつて応挙の王昭君の幅を見て、「椿岳、これは八百屋お七か」と訊いたという奇抜な逸事を残したほどの無風流漢であった。随って商売上武家と交渉するには多才多芸な椿岳の斡旋を必要としたので、八面玲瓏の椿・・・
内田魯庵
「淡島椿岳」
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・・・試みに思え、古来一丁字を知らざる母が、よくその子を育して遂に天下の一大家となしたる者あるにあらずや。この母氏の教育の法を知らんと欲せば、歴史を開きて比々見るべきなり。 右の如く口実を設けて遁れんとする者は、なおかつ愛すべし。滔々たる天下・・・
福沢諭吉
「教育の事」
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