いちじつ-せんしゅう【一日千秋】
非常に待ち遠しいことのたとえ。ある物事や、人が早く来てほしいと願う情が非常に強いこと。一日が千年にも長く思われる意から。▽「千秋」は千年の意。「日」は「にち」とも読む。一般には「一日千秋の思いで待つ」と用いる。もと「一日三秋」から出た語。
- 出典
- 『詩経しきょう』王風おうふう采葛さいかつ
- 用例
- 早く十一月十二日よおいで、一日千秋の想いで待っている者があるのを、可哀かわいそうと思わないのか。<武者小路実篤・愛と死>
- 類語
- 一日三秋いちじつさんしゅう 一刻千秋いっこくせんしゅう 三秋之思さんしゅうのおもい