一銭を笑う者は一銭に泣く
わずかな金額だといって軽視する者は、そのわずかな金額に困ることになる。たとえわずかな金でも軽んじてはいけないという戒め。一円を笑う者は一円に泣く。
いっせんいちじ【一銭一字】
「一字3」に同じ。
いっせんぎり【一銭切り】
戦国時代の軍律にみられる死刑の一。たとえ1銭でも盗んだ者は首を切られるからとも、首の切り口の形が銭に似ているからともいう。「みだりがはしき輩 (ともがら) あらば、—と御定めあって」〈信長記・一〉
いっせんじょうき【一銭蒸汽】
《初め、1区間の運賃が1銭だったところから》明治から第二次大戦前まで、東京の隅田川を航行した小型客船。ぽんぽん蒸気。
いっせんしょく【一銭職】
一銭剃りを職業とした者。
いっせんぞり【一銭剃り】
《代金が1銭(1文)だったところから》近世初期、道端などで店を構えて商売をした髪結い。一文剃り。
いっせんぢゃや【一銭茶屋】
江戸時代、茶一服を1銭(1文)で売った茶店。