ひと‐かすみ【一^×霞】

の解説

［名］ひとすじの霞。また、一面の霞。

1. 1. 「明石潟 (あかしがた) おき行く舟もかつ消えて—なる波の上かな」〈夫木・二〉

［副］

1. １ 程度が深まるさま。ひとしお。

   1. 「今—心細うあはれにて」〈増鏡・久米のさら山〉

1. ２ 見渡す限りに広いさま。

   1. 「あの樋 (ひ) の口から向かうの松まで—譲りし上田」〈浄・振袖始〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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