よろずうりちょう【万売り帳】
売った品物とその価格などすべてを記入しておく台帳。「—なにはの浦は日本第一の大湊 (おほみなと) にして」〈浮・一代女・五〉
よろずかけちょう【万掛け帳】
掛け売りの金額や内容をまとめて書きつけておく帳面。「数年商ひをせしが—をもたせ」〈浮・椀久二世〉
よろずたび【万度】
(多く副詞的に用いて)何度も何度も。何回も。たびたび。「この道の八十隈 (やそくま) ごとに—かへりみすれど」〈万・一三一〉
よろずや【万屋】
1 生活に必要ないろいろな品物を売っている店。雑貨屋。なんでも屋。 2 なんでもいろいろなことをひととおり知っている人。また、なんでもいろいろひととおりできる人。なんでも屋。
よろずよ【万世/万代】
限りなく長く続く世。ばんせい。「—にかくしもがも千代にもかくしもがも」〈推古紀・歌謡〉