出典:gooニュース
債務超過20億円、識者は「三セクゆえの経営の甘さ」を指摘する
鹿児島大学の有馬晋作客員教授(68)=行政学=は「三セクは自治体が絡む安心感から、経営が甘くなりがちな場合が多い」とくぎを刺す。コロナ禍からの回復や訪日客増加に伴いホテル需要は今後も高まるとして、「そもそも三セクではなく民間でもいいのではないかという議論も予想される」と見通した。
赤字続きの三セク・肥薩おれんじ鉄道、法定協議会を年度内設置へ 鹿児島、熊本両県や沿線7市町など
鹿児島県は4日、肥薩おれんじ鉄道(熊本県八代市)の経営安定化を図るため、国の「社会資本整備総合交付金」活用に向けた法定協議会を2024年度内に設置すると明らかにした。沿線自治体や事業者が持続可能な運営策を協議し、地域公共交通計画を策定する。国が関与して存廃を議論する「再構築協議会」とは別の枠組み。 協議会設置に関わる経費の一部91万円を、県議会9月定例会に提案する
三セク鉄道9割赤字、燃料・維持管理費重荷 2023年度、苦境続く
協議会は、全国的な激甚災害の増加で三セク鉄道の経費が膨らんでいるとみる。 大半の三セク鉄道は自治体からの補助金により、運営費を捻出しているのが実態だ。利益の積み上げである繰越利益剰余金がマイナスなのも珍しくない。 2023年度に経常黒字を確保した4社のうち「南阿蘇鉄道」(熊本)は16年の熊本地震の被災から23年7月に全線で再開。
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