さんぜいっしんのほう【三世一身の法】
養老7年(723)、開墾奨励のために出された法。用水路を開いて開墾した者には本人から3代、既設の用水を利用して開墾した者には本人1代に限ってその土地の私有を許したもの。天平15年(743)に発布された墾田永年私財法の先駆をなす。
さんぜいんが【三世因果】
仏語。過去・現在・未来の3世にわたって因果の法則が支配すること。
さんぜじっぽう【三世十方】
仏語。三世と十方。無限の時間と無限の空間。
さんぜしょぶつ【三世諸仏】
仏語。過去・現在・未来の3世にわたって存在する一切の仏。
さんぜそう【三世相】
1 仏教の因縁説に陰陽家 (おんようけ) の五行相生・五行相剋 (そうこく) の説をまじえ、人の生年月日の干支 (えと) や人相などから、三世の因果・吉凶を判断すること。また、それを書いた書物。 2 人の吉凶・禍福などが循環して定まらないこと。
さんぜそうめいかん【三世相命鑑】
3世の因果・吉凶をわかりやすく説いた書物。
さんぜのえん【三世の縁】
3世の間、切れることのない縁。特に、主従のつながり。三世の契り。
さんぜのおん【三世の恩】
《主従は三世という考えから》主君の恩。
さんぜのかくも【三世の覚母】
文殊菩薩 (もんじゅぼさつ) のこと。
さんぜのちぎり【三世の契り】
「三世の縁」に同じ。