三人虎を成す
《「戦国策」秦策から》「市に虎あり」に同じ。
三人行けば必ず我が師有り
《「論語」述而から》三人で行を共にするとき、必ず自分にとって師とすべき者がいる。善を行う者には従い、不善を行う者がいれば自分を省りみればよいからである。
三人寄れば公界
三人の人が集まればそこは公の場所とみるべきであり、そこで言ったり、したりしたことは、もう秘密にはできない、ということ。三人寄れば人中 (ひとなか) 。
三人寄れば文殊の知恵
《文殊は知恵をつかさどる菩薩》凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだということ。
さんにんかんじょ【三人官女】
ひな人形の中で、官女の姿をした三人一組の人形。
さんにんごし【三人輿】
三人で担ぐ輿。
さんにんさんよう【三人三様】
[名・形動]三人いればその三人とも、性格・行動・考えなどがそれぞれ異なること。また、そのさま。
さんにんじょうご【三人上戸】
1 怒り上戸と泣き上戸と笑い上戸。 2 ひな人形のうち、1の表情をしている仕丁姿の三つ一組の人形。
さんにんづかい【三人遣い】
手遣い操り人形の操法の一。一体の人形を三人で操作するもの。文楽人形では、首 (かしら) と右手を主 (おも) 遣い、左手を左遣い、両足を足遣いが操作する。
さんにんばり【三人張り】
三人がかりで弦 (つる) を張るほどの強弓。