みいけそうぎ【三池争議】
昭和34年(1959)から翌年にかけて、三井鉱山三池鉱業所の大量人員整理に反対して展開された労働争議。会社側の大量指名解雇に対し、組合側は全面ストで対抗したが、中労委の斡旋により会社案をのむ形で終結した。
みいけたんでん【三池炭田】
福岡県大牟田 (おおむた) 市から熊本県荒尾市にまたがり、さらに有明海の海底下に広がる炭田。文明年間(1469〜1487)から開発され、良質の瀝青 (れきせい) 炭を産出。三池藩、官営を経て、明治22年(1889)から三井が経営。平成9年(1997)閉山。平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の名で、三池港とともに世界遺産(文化遺産)に登録された。
みいけこう【三池港】
福岡県大牟田 (おおむた) 市、有明海に面する港。明治41年(1908)に石炭の積出港として開港。昭和26年(1951)重要港湾に指定、昭和46年(1971)福岡県が管理者となる。平成9年(1997)の三池炭田の閉山以降、公共港湾施設としての整備が進む。平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の名で、三池炭田とともに世界遺産(文化遺産)に登録された。