上がりを請く
安値の時に買い込んで相場の上がった時に売って利益を得る。上がりを得る。「金持ちといふは…米の—・け」〈浮・諸艶大鑑・六〉
あがりうま【上がり馬/騰馬】
前足を上げて跳ねる癖のある馬。暴れ馬。跳ね馬。駻馬 (かんば) 。「兼時は宮城 (みやぎ) といふ高名の—にぞ乗りたりける」〈今昔・二三・二六〉
あがりおり【上がり下り】
上がることと下りること。上がったり下りたりすること。「階段の—」
あがりがまち【上がり框】
玄関などの上がり口に取り付けた横木、あるいは板。
あがりぐち【上がり口】
1 土間から座敷などに上がる所。 2 階段や坂などののぼり口。
あがりさがり【上がり下がり】
[名](スル) 1 成績・地位などが上がったり下がったりすること。「業績の—が激しい」 2 音・値段・価値などが高くなったり低くなったりすること。「株価が—する」
あがりざしき【揚がり座敷】
江戸時代、五百石以下御目見 (おめみえ) 以上の旗本の未決囚を収容していた幕府の牢屋 (ろうや) 。監房は独居制で、江戸小伝馬町の牢屋敷の一隅にあった。→揚がり屋
あがりぜん【上がり膳】
人が食べおわって台所へ下げてきた膳。また、神仏へ供えた物を下げた膳。「不断行儀強く(=正シク)育つる故に、仮にも—に気を移さず」〈浮・禁短気・二〉
あがりだか【上がり高】
収入。収穫。売上高。
あがりだん【上がり段】
高い所に上るための段。