下手人（げしゅにん）とは？意味・読み方・使い方

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げしゅ‐にん【下手人】
の解説

《「下手」は物事に手をくだす意》

１直接手を下して人を殺した者。殺人犯。げしにん。「—を捕らえる」

２江戸時代、庶民に適用された斬首刑。死刑のうちでは軽いもので、財産の没収などは伴わない。げしにん。

３事件の張本人。げしにん。
1. 「仲正が所行然 (しか) るべからずとて、—など召し出されんずるにて」〈著聞集・一六〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

下手人の例文(3)

出典：青空文庫

･･･奴の持ものでしゅが、下手人は旅籠屋の番頭め、這奴、女ばらへ、お歯向･･･泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
･･･りそれを下手人と睨むというのがある。「身に覚なきはおのづから楽寝仕･･･寺田寅彦「西鶴と科学」
･･･しかし下手人は決して分らない。こんな話を聞かされたりして威されてい･･･寺田寅彦「夏」

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