1 配慮・注意の足りないこと。不行き届き。「万事不届きのないよう注意する」
2 道や法に背いた行為をすること。また、そのさま。「不届きな所行」「不届き者」
出典:青空文庫
・・・稽もの扱いにするのは不届き千万さ。」 さて、笛吹――は、これも町で・・・ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事 」
・・・かかって来るからだ。不届きな兵タイは、ほかの機会にひどいめにあわし・・・ 黒島伝治「パルチザン・ウォルコフ 」
・・・のところへ、そういう不届き千万な要求を持ち込むのだから心細い。しか・・・ 寺田寅彦「田丸先生の追憶 」