出典:gooニュース
使用済み核燃料中間貯蔵施設 経産大臣「着実な稼働を進めていく必要がある」
【齋藤経産大臣】「核燃料サイクルの確立には、その輪を構成する全ての関係施設について着実な稼働を進めていくことが必要でありまして、中間貯蔵された使用済み核燃料の搬出先については、次期エネルギー基本計画の中で具体化を図るべく検討しています」中間貯蔵施設は今後、事業者による最終的な検査を行ってから原子力規制委員会の確認を得る必要があり、事業開始は10月以降になる見通
全国初「中間貯蔵」開始へ むつに使用済み核燃料、現場では抗議
使用済み核燃料の中間貯蔵はあくまで一時的とされるが、有力な搬出先の再処理工場が稼働しないと行き場を失う心配がある。 県が7月に行った県内6カ所での説明会では、燃料の保管が長期化することなどへの不安が続出した。県と市は「中間貯蔵事業の確実な実施が著しく困難になった場合」に燃料を施設外に搬出すると盛り込んだ覚書も協定とは別に、事業者側と交わした。
中間貯蔵、恒久化に懸念=電力業界は原発稼働へ活路
東電が再稼働を目指す柏崎刈羽も容量の8割に達しており、中間貯蔵施設に運び出すことで原発を安定稼働できる環境を整備したい考えだ。 一方で受け入れ地域は、行き場を失う使用済み燃料に不安を募らせる。核燃料サイクルは、中核施設と位置付けた再処理工場の度重なる完成延期で事実上、行き詰まっている。再処理工場が完成しなければ、中間貯蔵施設からの燃料搬出の見通しが立たない。
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