まるやまかおる【丸山薫】
[1899〜1974]詩人。大分の生まれ。詩誌「四季」の中核の一人として、浪漫的叙情詩に光彩を放った。詩集「帆・ランプ・鴎」「連れ去られた海」など。
まるやまけんじ【丸山健二】
[1943〜 ]小説家。長野の生まれ。「夏の流れ」で芥川賞受賞。結婚後、郷里長野に帰り、大自然の中で作家活動を展開する。他に「朝日のあたる家」「黒い海への訪問者」「ときめきに死す」「虹 (にじ) よ、冒涜 (ぼうとく) の虹よ」など。
まるやまごんだざえもん【丸山権太左衛門】
[1713〜1749]江戸中期の力士。第3代横綱とされる。陸奥 (むつ) の人。寛延2年(1749)長崎巡業中に死去。→第2代横綱綾川 →第4代横綱谷風
まるやまさだお【丸山定夫】
[1901〜1945]新劇俳優。愛媛の生まれ。築地小劇場に加わったが、分裂後は新築地劇団に参加。のち、徳川夢声らと苦楽座を結成、移動演劇隊を率いて広島巡演中に原爆死した。
まるやままさお【丸山真男】
[1914〜1996]政治思想史学者。大阪の生まれ。東大教授。昭和21年(1946)「超国家主義の論理と心理」を発表し、日本の超国家主義を分析。その後も日本型ファシズムと天皇制国家などを論じ、第二次大戦後の民主主義思想を主導した。著「日本政治思想史研究」「現代政治の思想と行動」など。
まるやまワクチン【丸山ワクチン】
皮膚科医の丸山千里が結核患者に癌 (がん) 発生の少ないことに着目し、ヒト型結核菌から開発した癌 (がん) 治療用ワクチン。
まるやまでんきせき【丸山電気石】
電気石の一種。超高圧下の変成帯で生成し、ダイヤモンドの微小結晶を含む。名称は、平成26年(2014)にカザフスタン共和国で丸山茂徳が同鉱物を発見したことに由来する。マルヤマアイト。