二上り新内(にあがりしんない)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・と、西宮は小声に言いながら後向きになり、背を欄干にもたせ変えた時、二上り新内を唄うのが対面の座敷から聞えた。「わるどめせずとも、そこ放せ、明日の月日の、ないように、止めるそなたの、心より、かえるこの身は、どんなにどんなに、つらかろう――・・・
広津柳浪
「今戸心中」
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