ごしゅきょうぎ【五種競技】
陸上競技の種目の一。一人で5種類の競技を行い、その総得点で勝敗を争う。男子は、走り幅跳び・槍投げ・円盤投げ・200メートル走・1500メートル走の5種目を1日で行う。第5・7・8回のオリンピック正式種目。女子は、100メートルハードル・砲丸投げ・走り高跳びを1日目に、走り幅跳び・200メートル走を2日目に行う。第18回から第22回までオリンピック正式種目。ペンタスロン。 [補説]古代ギリシャでは競走・走り幅跳び・円盤投げ・槍投げ・レスリングの5種。→十種競技 →七種競技 →近代五種競技
ごしゅこう【五種香】
1 5種類の香を一つに合わせたもの。仏前に供えた。 2 《五種香売りが首から箱をさげて売り歩く姿に似るところから》年始回りの供。「吉の野郎を—にして年玉物を持たせて出た」〈滑・浮世風呂・三〉
ごしゅのけずりもの【五種の削り物】
礼式用の料理。青・黄・赤・白・黒の5色に見立て、乾物の魚介5種を削って器に盛ったもの。種類は一定しないが、普通は鮑 (あわび) ・鰹 (かつお) ・鯛 (たい) ・蛸 (たこ) ・海鼠 (なまこ) を用いる。
ごしゅほうし【五種法師】
「法華経」法師品に説く、修行者の五つのあり方。受持・読経・誦経 (ずきょう) ・解説 (げせつ) ・書写。ごしゅほっし。