ごぎょうえき【五行易】
易占の一。漢代の京房 (けいぼう) らが案出したもので、易の六十四卦 (け) の各爻 (こう) に五行説を配して吉凶を占った。
ごぎょうせつ【五行説】
中国古代の学説で、自然も人間・社会も、木・火・土・金・水の五つの元素の一定の循環法則に従って変化するという説。木・火・土・金・水の各元素が順々に次の元素を生み出してゆくとする五行相生 (そうせい) 説と、木・土・水・火・金の各元素がそれぞれ次の元素にうち克ってゆくとする五行相克 (そうこく) 説とがある。→五行
ごぎょうぼん【五行本】
義太夫節の詞章を書いた版本の一種。省略なしに全段を書いた丸本に対して、一部分だけ抜き出したもの。太夫が見やすいように、大きい字で1ページに五行の割で書いてあるところからいう。稽古本。