じんこうほいく【人工哺育】
人間が動物の親に代わって、代用乳を飲ませたり、食物を与えたりして、子を育てること。
じんこうないじ【人工内耳】
音を電気信号に変換し、内耳の蝸牛を電気的に刺激することで、音を認識する装置。体外に装着するマイクと、手術によって内耳に埋め込まれるインプラント装置からなる。
じんこういんとう【人工咽頭】
咽頭摘出または気管切開した場合の代用発声の一つ。声帯の代わりとなる電気的な振動板をもつ小型機器を喉元に直接当てて、振動音を口腔内で共鳴させ、口や舌を動かすことによって発声する。電動式人工咽頭。電気咽頭。
じんこうディーエヌエー【人工DNA】
人工的に合成したDNA。天然のものに比べて塩基対の数は少ないものの、さまざまな機能をもつ任意の配列を作成でき、新たな核酸医薬やDNAコンピューターに応用する研究が進められている。また、天然に存在する塩基以外に、より多様な機能や遺伝情報を担う新たな塩基対を作り出す研究も行われている。
じんこうすいしょうたい【人工水晶体】
⇒眼内レンズ
じんこうむのう【人工無脳】
日本におけるチャットボットの俗称。特に、単純なルールに基づく初期の対話プログラムをさす。
じんこうえいせいきょく【人工衛星局】
電波法上の無線局の種別の一。衛星通信ネットワークにおいて通信を行う人工衛星の呼称。→地球局
じんこうとうみん【人工冬眠】
人為的に冬眠状態にすること。低体温療法において、全身麻酔の上、体外から冷却することをさし、季節的な低温に対して動物がとる冬眠とは生理学的に異なる。近年、本来冬眠しないマウスやラットの脳に、冬眠のような低体温・低代謝を誘導するQ神経が発見され、人間の医療に応用する研究が進められている。