出典:gooニュース
24年末の人民元、2.9%安 トランプ氏当選で売り加速
【上海共同】中国・上海外国為替市場の人民元相場は31日、通常取引の終値が1ドル=7.2988元となり、前年末と比べて2.9%元安ドル高で今年の取引を終えた。中国の景気懸念に加え、11月の米大統領選で対中関税の強化を公約に掲げるトランプ氏が返り咲いたことで、米中関係の不安定化が強まるとの見方から元安が進んだ。
人民元の安値メド【フィスコ・コラム】
米中両国の思惑を反映し、ドル・人民元相場は9月以降のトレンド転換が鮮明です。それまでは米中金利差縮小によりドル安・元高に振れていましたが、11月の米大統領選前からドル高・元安に転じています。直近の中国共産党中央政治局常務委員会では経済成長を支えるため、緩和的な金融政策を強める方針に傾いています。
中国の人民元建て新規融資、1~11月は17兆1千億元
11月末時点の人民元建て貸出残高は前年同月末比7.7%増の254兆6800億元だった。 11月末時点の広義の通貨供給量(M2)残高は7.1%増の311兆9600億元、狭義の通貨供給量(M1)残高は3.7%減の65兆900億元、流通現金(M0)残高は12.7%増の12兆4200億元となった。
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