人道に対する罪
戦争犯罪の一。一般民衆に対する大量殺人・虐待・追放などの非人道的行為や、政治的・人種的・宗教的理由による迫害行為をさす。第二次大戦後に規定され、ニュルンベルク裁判や極東国際軍事裁判で重視された。→平和に対する罪
じんどうきょう【人道教】
⇒人類教 (じんるいきょう)
じんどうしえん【人道支援】
自然災害、伝染病の流行、武力抗争などで飢餓、病気、貧困に苦しんでいる住民を見捨てておけず、危険を承知で必要な物資や人材を送り届けること。
じんどうしゅぎ【人道主義】
人間性を重んじ、人間愛を実践し、併せて人類の福祉向上を目指す立場。ヒューマニズム・博愛主義と共通する面が多い。
じんどうてき【人道的】
[形動]人として守り行うべき道にかなうさま。「—な見地に立つ」「—に許せない行為」
じんどうはんざい【人道犯罪】
人道に反する犯罪。文民である一般市民に対して、謀殺・ジェノサイド・奴隷化・追放・強制移送、あるいは拘禁・拷問・性的暴力・アパルトヘイトなどの行為・攻撃を行うこと。1998年に採択された国際刑事裁判所(ICC)ローマ規程により国際刑事裁判所が管轄権を有する国際法上の犯罪とされる。→国際人道法 →人道に対する罪 →戦争犯罪 →平和に対する罪
じんどうもんだい【人道問題】
人道にかかわる重大な問題。
じんどうきょう【人道橋】
歩行者が川・海・道路などを越すために架けられる橋梁。道路橋や鉄道橋に対していう。
じんどうてきアプローチ【人道的アプローチ】
核兵器などの無差別大量破壊兵器の非人道性に着目して、その不拡散や廃絶を求めること。
じんどうイニシアチブ【人道イニシアチブ】
人道的な観点から、核兵器が人々の生活に与える影響を考慮し、核兵器の廃絶や禁止条約の制定を求める運動をいう。