いたみくうこう【伊丹空港】
大阪国際空港の通称。
いたみざけ【伊丹酒】
伊丹地方で産する酒。江戸時代から最上酒とされた。伊丹諸白 (いたみもろはく) 。
いたみし【伊丹市】
⇒伊丹
いたみじゅうぞう【伊丹十三】
[1933〜1997]俳優・映画監督。京都の生まれ。本名、池内義弘。父は映画監督の伊丹万作。演技派の俳優として特異な存在だったが、昭和59年(1984)の「お葬式」で映画監督に転向。ラーメン店を舞台とした「タンポポ」、国税局査察部で活躍する女性を描いた「マルサの女」など、それまで映画に取り上げられにくかった題材を扱い話題を集める。エッセイストとしても知られ、著書に「ヨーロッパ退屈日記」「女たちよ!」など。
いたみふう【伊丹風】
元禄(1688〜1704)ごろの俳諧の一派。また、その俳風。伊丹の池田宗旦 (いけだそうたん) を祖とする。談林派の流れをくみ口語・俗語を駆使し、新奇な着想による表現が特色。上島鬼貫 (うえじまおにつら) もその一人。
いたみまんさく【伊丹万作】
[1900〜1946]映画監督・脚本家。愛媛の生まれ。皮肉と諧謔 (かいぎゃく) に富んだ作風で、時代劇に近代的感覚をもたらした。代表作は「国士無双」「赤西蠣太」など。脚本に「無法松の一生」。
いたみもろはく【伊丹諸白】
1 「伊丹酒」に同じ。「津の国、—を作りはじめて家久しく」〈浮・織留〉 2 「伊丹」に「痛み」をかけて、「痛み入る」をしゃれて言うときの語。「これは御礼で、—」〈洒・辰巳之園〉
いたみやすひろ【伊丹安広】
[1904〜1977]野球選手・監督。香川の生まれ。早大野球部で主将を務め、卒業後、都市対抗野球で活躍。審判員や早大監督を経て、戦後は学生野球協会を結成し、学生野球の復興に尽力した。