ふしみいなりたいしゃ【伏見稲荷大社】
京都市伏見区にある神社。旧官幣大社。祭神は稲荷五社大明神(宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ) ・佐田彦大神・大宮能売大神・田中大神・四大神 (しのおおかみ) )。和銅4年(711)秦公伊呂具 (はたのきみいろぐ) の創建といわれる。全国稲荷神社の総本社で、農業・工業・商業の守護神。伏見稲荷。稲荷神社。
ふしみく【伏見区】
⇒伏見
ふしみさんずん【伏見三寸】
伏見でつくられた葛籠 (つづら) 。小形の衣類入れで、庶民の嫁入り道具の一。「—の葛籠一荷」〈浮・五人女・二〉
ふしみじゅうごこくぶね【伏見十五石船】
江戸時代、過書船 (かしょぶね) とともに淀川に就航し、伏見から大坂まで貨客を運んだ伏見奉行支配下の15石積み川船。伏見船。
ふしみじょう【伏見城】
伏見にあった城。文禄3年(1594)豊臣秀吉が住居として築城。秀吉の死後、子の秀頼は大坂城を本拠としたので、徳川家康が入城。豊臣家滅亡後の寛永2年(1625)幕命により破却。第二次大戦後、天守閣を復興。
ふしみにんぎょう【伏見人形】
伏見で産する土製の人形。江戸時代初めころから作られ、形・彩色の素朴なもの。伏見雛 (びな) 。
ふしみばん【伏見版】
慶長4〜11年(1599〜1606)徳川家康の命により、伏見の円光寺の僧三要らが木製活字で印刷した書籍の称。「孔子家語」「六韜 (りくとう) 」「三略」などがある。円光寺版。
ふしみぶぎょう【伏見奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。老中の支配に属し、伏見の民政管理、宇治・伏見・木津川の船舶の取り締まり、また、京都御所の警備や西国大名の往来の監視などを行った。
ふしみももやまのみささぎ【伏見桃山陵】
⇒ふしみももやまりょう(伏見桃山陵)
ふしみももやまりょう【伏見桃山陵】
明治天皇の陵 (みささぎ) 。上円下方墳で、京都市伏見区桃山町にある。ふしみももやまのみささぎ。