でんどうでんし【伝導電子】
金属や半導体中で、電位差によって移動し、電気を伝導する自由電子。
でんどうでんりゅう【伝導電流】
導体や半導体内、または真空中において、自由電子が電界の力を受けて移動することにより生じる電流。
でんどうど【伝導度】
伝導率。導体の熱や電気の伝えやすさを表す度合い。熱の場合は熱伝導率、電気の場合は電気伝導率という。
でんどうりつ【伝導率】
導体の、熱や電気の伝えやすさを表す度合い。伝導度。
でんどうたい【伝導体】
⇒導体
でんどうでんねつ【伝導伝熱】
⇒熱伝導
でんどうたい【伝導帯】
結晶のバンド構造の中で、電気伝導に寄与する自由電子がとるエネルギー帯。絶縁体、半導体いずれの場合でも、通常は電子が存在しない空の状態であり、禁制帯のエネルギー幅を超えて価電子帯の電子が励起されると、電流が流れる。導体の場合、フェルミ準位よりも高いエネルギー帯が伝導帯となる。
でんどうかねつ【伝導加熱】
加熱源が被加熱物を熱伝導で加熱すること。熱伝導加熱。
でんどうかねつ【伝導過熱】
不燃物などで遮蔽しているにも関わらず、加熱源からの放射熱が不燃物を加熱し、その背後の可燃物に熱伝導で伝わり、出火原因となること。