でんとういがく【伝統医学】
長い歴史の中で、人々の知恵によって発展してきた医学。漢方薬を用いる療法や、インドのアーユルベーダのほか、ヨーガや気功なども含むことがある。→伝統医療
でんとういりょう【伝統医療】
伝統医学に基づいて行われる医療。多く、生薬 (しょうやく) などの伝統薬や鍼灸術 (しんきゅうじゅつ) を用いる。
でんとうがっき【伝統楽器】
その国や地域で伝統的に使用されてきた楽器。民族音楽に使われる。日本の三味線や尺八、中国の二胡、インドのシタールなど。
でんとうしゅぎ【伝統主義】
1 伝統を重んじる態度、立場。 2 啓蒙 (けいもう) 主義への反動として、19世紀初頭にフランスに現れたカトリック的立場。真理は正しく受け継がれた宗教的伝統の中においてのみ発見されると主張。代表者はボナール・メストルなど。
でんとうてきけんぞうぶつぐん【伝統的建造物群】
文化財保護法上の文化財の一。周囲の環境とともに歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの。
でんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく【伝統的建造物群保存地区】
文化財保護法により規定される、都市計画法上の地域地区の一。伝統的建造物群およびそれと一体となって歴史的風致を形成している環境を保存するために定められる地区。伝建。
でんとうてきろんりがく【伝統的論理学】
アリストテレスによって体系化され、中世のスコラ哲学を経て今日に至っている形式論理学。現代の記号論理学に対していう。
でんとうやく【伝統薬】
昔から民間で広く使われている薬。生薬 (しょうやく) など、長い歴史と使用経験により安全が裏付けられているものをいう。→セルフメディケーション
でんとうしょく【伝統色】
ある地域・集団の中で、古くから受け継がれてきた色彩。日本での褐色 (かちいろ) 、鴇色 (ときいろ) 、鶸色 (ひわいろ) 、利休色 (りきゅういろ) など。
でんとうしょく【伝統食】
ある地域・集団の中で、古くから受け継がれてきた特徴的な食べ物や料理。