かじん-はくめい【佳人薄命】
美人はとかく薄幸であること。美人は美しく生まれついたため数奇な運命にあって、とかく幸せな一生が送れないものであること。また、美人はとかく短命であること。立派な人について言う場合もある。▽「薄命」は不運のこと。運命に恵まれないこと。また、短命の意にも用いる。
- 出典
- 蘇軾そしょく「薄命佳人はくめいかじん」(詩)
- 用例
- 佳人薄命、懐玉有罪、など言って、私をして、いたく赤面させ、狼狽ろうばいさせて私に大酒のませる悪戯いたずら者まで出て来た。<太宰治・懶惰の歌留多>
- 類語
- 紅顔薄命こうがんはくめい 才子多病さいしたびょう 美人薄命びじんはくめい