• 意味
  • 例文
  • 慣用句
  • 画像
[動バ上一][文]わ・ぶ[バ上二]
  1. さびしく思う。心細がる。「独り暮らしを—・びる」

    1. 「人—・びて淋しき宵を」〈漱石虞美人草

    2. 「つれづれ—・ぶる人はいかなる心ならん」〈徒然・七五〉
  1. 落ちぶれてみすぼらしいさまになる。

    1. 「—・びた荒壁の塀の屋根の」〈谷崎蓼喰ふ虫

    2. 「古へは奢 (おご) れりしかど—・びぬれば舎人 (とねり) が衣も今は着つべし」〈拾遺・物名〉
  1. さびしく落ち着いた趣がある。「—・びた鄙歌 (ひなうた) 」

    1. 北野の大茶会では、同じように—・びた構えが」〈野上・秀吉と利休

  1. 動詞の連用形に付いて)なかなかある動作行為をしきれなくて困る。そうする気力が失せる。…しかねる。「待ち—・びる」「恋い—・びる」

  1. あれこれと思いわずらう。悲観して嘆く。思い悩む。

    1. 「山高み人もすさめぬ桜花いたくな—・びそ我見はやさむ」〈古今・春上〉

  1. 困ったようすをする。迷惑に思う。

    1. 「にはかにと、—・ぶれど、人も聞き入れず」〈・帚木〉

  1. 閑寂境地を楽しむ。「—・びてすめ月侘斎がなら茶歌/芭蕉」

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。