依怙贔屓の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

特に一方に心をかたむけ公平でないこと。また、好きなほうにだけ心を寄せ、肩入れすること。▽「依怙」は本来は頼る意であるが、わが国では不公平の意にもなる。「贔屓」はもと「ひき」と読み、盛んに力を用いて努力すること。転じて、特に目をかけて引き立てること。「贔」を「ひい」と読むのは「ひ」の長音化したもの。
句例
依怙贔屓する先生
用例
おやじは頑固だけれども、そんな依怙贔屓はせぬ男だ。<夏目漱石・坊っちゃん>
活用形
〈―スル〉

依怙贔屓の解説 - 学研 四字熟語辞典

自分の気に入った人や関係者にかたよって目をかけたり、味方したりすること。
注記
「依怙」は、頼りにする意から不公平の意に転じた。「贔屓」は、「ひき」の転じたもの。「ひき」の意味は、ひいひいと鼻息を出してがんばることだが、「ひいき」と転じ、気に入った者に目をかけて後押しする意となった。
表記
「贔屓」は、「贔屭」「贔負」とも書く。

依怙贔屓の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[名](スル)自分の気に入ったものだけの肩をもつこと。「女子学生を—する」

出典:青空文庫

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2023年10月