出典:gooニュース
「うわさ聞いていた」 いわき信組不正融資、連鎖破綻を危惧か
いわき信用組合(いわき市)で明らかになった10億円超の不正融資を巡り、いわき市内の大口融資先への不正融資が始まったきっかけは、旧経営陣が別の大口融資先も業績不振となったことを受け、大口融資先企業二つの破綻に伴う経営破綻を危惧したことが背景にあったことが、分かった。 本多洋八理事長は15日の記者会見で「旧経営陣が『当組合も破綻に追い込まれる』と考えた」と話した。不正融資は、
福島県のいわき信組迂回融資 2008~2011年で総額10億円超か 元職員の横領も発覚
いわき信組は当時、業績不振な別の大口融資先を抱えており、経営陣は「同じ時期に大口融資先が二つ破綻すれば同信組も破綻に追い込まれる」と考え、経営改善は可能とみて迂回融資を始めたという。旧経営陣の行為は背任などに当たる可能性もあり、第三者委の調査結果を踏まえて刑事告発などの対応を検討する。
いわき信組、不正は組織ぐるみ 取引先から落胆の声
いわき信用組合の旧経営陣による10億円超の迂回(うかい)融資など組織ぐるみの不正が明るみとなった15日、信組と取引のある市内の経営者からは落胆と再発防止を求める声が相次いだ。 「担当者は親身になって相談に乗ってくれ、顧客を大切にしてくれる印象。不正をしていたと知りがっかり」と話すのは、30年以上にわたって信組から融資を受けているといういわき市で不動産業を営む60代男性だ。
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