たわらがえり【俵返り】
玩具の一。紙で作った俵状のものに土のおもりを入れ、起きあがり小法師 (こぼし) のようにしたもの。
たわらくにいち【俵国一】
[1872〜1958]金属学者。島根の生まれ。ドイツに留学後、日本の金属組織学を確立。また、砂鉄精練法などの技術史的研究でも活躍。文化勲章受章。
たわらぐみ【俵茱萸】
トウグミの別名。
たわらご【俵子】
ナマコの別名。
たわらごし【俵腰】
俵のように太い腰。「庄野のふとのお米が—に食ひついて」〈浄・丹波与作〉
たわらぜめ【俵責め】
江戸時代の拷問の一。俵に詰めて首だけ出し、山積みにしてむち打ったもの。キリシタンを改宗させるために用いたといわれる。
たわらとうた【俵藤太】
藤原秀郷 (ふじわらのひでさと) の異称。
たわらぼうし【俵法師】
桟俵 (さんだわら) を擬人的にいう語。さんだらぼっち。
たわらむかえ【俵迎え】
奈良周辺で、正月三が日に吉野の人が大黒天など福の神の像を印刷した札を売り歩くのを買って祝った風習。
たわらめぬき【俵目貫】
太刀の柄 (つか) の鮫皮 (さめがわ) の上に打つ、装飾性の高い目貫。鋲頭 (びょうがしら) が俵の形に似るのでいう。俵鋲 (たわらびょう) 。