さ‐もら・う〔‐もらふ〕【^▽候ふ／^▽侍ふ】

の解説

［動ハ四］《「さ」は接頭語。「もらふ」は動詞「も（守）る」の未然形「もら」に上代の反復継続の助動詞「ふ」の付いたもの》

1. １ ようすを見守り、よい機会をうかがい待つ。よい風向きや潮時、また逢瀬などのくるのを待つ。

   1. 「夕潮に船を浮け据ゑ朝凪 (なぎ) に舳 (へ) 向け漕がむと—・ふとわが居 (を) る時に」〈万・四三九八〉

1. ２ 主君や貴人のそばに仕えて命令を待つ。伺候する。→候 (さぶら) う

   1. 「鶉 (うづら) なすい這 (は) ひもとほり—・へど—・ひ得 (え) ねば」〈万・一九九〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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