か・りる【借りる】

の解説

［動ラ上一］《動詞「か（借）る」（四段）の上一段化》

1. １ あとで返す約束で、人の物を一時的に自分のもののように使う。「友人から金を—・りる」「図書館で本を—・りる」⇔貸す。

1. ２ 使用料を払って一定の期間自分の用に使う。「アパートを—・りる」⇔貸す。

1. ３ 他より知恵・力などの助けを受ける。「年長者の知恵を—・りる」⇔貸す。

1. ４ ある目的のために一時的に他の物を利用する。「この場を—・りて一言お礼を申し上げます」「あなたの言葉を—・りて言えば」

[補説]上一段活用の「借りる」が用いられるのは近世後期の江戸語から。今日、共通語では「借りる」であるが、関西では五段活用の「借る」が用いられる。

類語

• 借用(しゃくよう)
• 拝借(はいしゃく)
• チャーター

関連語

• 寸借(すんしゃく)
• 借り入れる(かりいれる)
• 借り切る(かりきる)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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