[用法]そば・[用法]わき——「そば」は、その物から全方向の
距離を示すが、「わき」はその物から左右の
距離を示す。したがって、「わき」が「そば」に含まれてしまう
場合には、たとえば「歩いている人のそば(わき)を自転車が通り過ぎた」のように相通じて用いられる。◇「先生の家のそばまで来て迷ってしまった」の「そば」は、その物からやや離れた
周辺までを
意味する。「わき」は、「ポストは
売店のわきにある」のように、すぐ横にあることを
意味する。「耳のわきのほくろ」は、耳の横にあることをいう。◇「近く」は、「そば」とほとんど違いはない。「近く(そば)まで来たので寄ってみた」では、「近く」の方が「そば」よりもやや
範囲が広いといえよう。◇
類似の語「かたわら」は文章語的である。