出典:gooニュース
「全固体電池開発」の指針に…3要素を計算する高速連成シミュレーションで分かったこと
九州大学の宗マグヌス特任助教と井上元教授らは、全固体電池の体積膨張と電気化学反応、イオン輸送の3要素を計算する高速連成シミュレーションを開発した。全固体電池が充放電を繰り返し劣化していく過程を再現できる。電池製造時の圧力を高めると拡散抵抗を低減できることが分かった。全固体電池開発の指針になる。
「全固体電池材料」「SAF」生産、出光が最大の事業所で進める変革
“電気自動車(EV)のゲームチェンジャー”と目される全固体電池材料(固体電解質)や持続可能な航空燃料(SAF)の生産、統合研究所の新設に加え、事業所の隣接地には廃プラスチックの再生工場を計画する。製油所・石油化学工場が変わりはじめている。(梶原洵子) 出光興産の千葉事業所は敷地面積382万平方メートルという、同社最大の事業所だ。
「全固体電池材」量産へ
出光興産は27日、全固体電池材料(固体電解質)の量産に向け、千葉事業所(千葉県市原市)に中間材料の「硫化リチウム=写真」の大型製造装置の建設を決定したと発表した。年産1000トンの設備を2027年6月に完成する。蓄電池換算で同3ギガワット時(ギガは10億)、電気自動車(EV)換算で同5万―6万台分の大規模なものとなる。全固体電池の実用化へ勝負に出る。
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