やさかどり【八尺鳥】
[枕]潜水して長い息をする水鳥の意から、「息づく」にかかる。「—息づく妹 (いも) を置きて来ぬかも」〈万・三五二七〉
やさかに【八尺瓊】
大きな玉。一説に、多くの玉を8尺の緒に貫いて輪にしたもの。「腕 (たぶさ) にまかせる—の五百箇 (いほつ) の御統 (みすまる) を乞ひ取り」〈神代紀・上〉
やさかにのまがたま【八尺瓊勾玉/八尺瓊曲玉】
大きな曲玉。一説に、多くの玉を長い緒に貫き輪にしたもの。上代、身につけて飾りとした。「此の神、奉迎 (むかへまつ) りて瑞 (みづ) の—を進以 (たてまつ) る」〈神代紀・上〉 三種の神器の一。天照大神 (あまてらすおおみかみ) が岩戸隠れをしたとき、神々が立てた真榊 (まさかき) につけて飾ったという曲玉。神璽 (しんじ) 。