はちめんろっぴ【八面六臂】
八つの顔と六本の腕(ひじ)で、一人で数人分もの活躍をすること。また、いろいろな方面できわだった活躍をすること。
- 注記
- 「臂」は、ひじ。すなわち、腕。もとは仏教の、三つの顔と六本の腕(ひじ)を持つ「三面六臂さんめんろっぴ」の仏像から。
- 用例
- 母は、一歳の次女におっぱいを含ませながら、そうして、お父さんと長女と長男のお給仕をするやら、子供たちのこぼしたものを拭くやら、拾うやら、鼻をかんでやるやら、八面六臂はちめんろっぴのすさまじい働きをして、〈太宰治・桜桃〉
- 類語
- 三面六臂さんめんろっぴ