ろくどうえ【六道絵】
六道のありさまを描いた浄土教の絵画。地獄草紙・餓鬼草紙などもその一種。
ろくどうししょう【六道四生】
仏語。六道における、胎生・卵生・湿生・化生 (けしょう) の四種の生まれ方。
ろくどうせん【六道銭】
死者を葬るとき、棺の中に入れる6文の銭。三途 (さんず) の川の渡し銭、または冥界の旅費にするといわれる。
ろくどうのうげ【六道能化】
仏語。六道の巷 (ちまた) に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩のこと。
ろくどうのちまた【六道の巷】
六道へ通じる道の分岐点。また、六道の迷いの世界。六道の辻。
ろくどうのつじ【六道の辻】
六道へ通じる道の分かれ道。六道の巷 (ちまた) 。 [補説]地名別項。→六道の辻
ろくどうまいり【六道参り】
8月8〜10日(もと陰暦7月9〜10日)に、京都市東山区にある六道珍皇寺 (ろくどうちんのうじ) に参詣すること。参詣者は、迎え鐘と称する鐘をついて精霊を迎える。
ろくどうりんね【六道輪廻】
仏語。衆生が六道に迷いの生死を繰り返して、車輪の巡るように停止することのないこと。輪廻。流転 (るてん) 。