ある要因による変動を集団間で比較する際に、他の要因による影響を取り除いて比較する手法。分散分析と回帰分析を組み合わせたもの。
[補説]例えば、喫煙者と非喫煙者のグループで年間医療費を
比較する際に、両グループの平均年齢に差がある
場合、まず、各グループで年齢に対する医療費の
回帰式を求め、
回帰係数(
回帰直線の傾き)が等しい(つまり、医療費に対する年齢の
影響について両グループで
有意な差はない)とみなせることを
確認する。そのうえで、両グループの回帰直線のy
切片(y軸との
交点)を
比較することで、両グループ間の医療費に
有意な差があるか調べる。