
出典:青空文庫
・・・にあざやかに染めて、其の総てを真夏の光が、押し包む様に射して居る・・・ 有島武郎「かんかん虫 」
・・・はなお記憶にある……其の胆の小なる芥子の如く其の心の弱きこと芋殻・・・ 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作 」
・・・下地が有って、始めて其の浅黒さを見せるのである。 色の白いのは七・・・ 泉鏡花「白い下地 」
出典:gooニュース
「かっこ面白い古語の世界」──〈其の四〉
令和元年の5月も終わりに近づきました。二十四節季では、万物の気が満ちる「小満」の時季にあたりますが、梅雨入りのニュースもぼちぼち聞かれるようになりました。 民放の芸能人による俳句番組も相変わらず人気とのことですね。最近は先生の添削がない句を詠まれる方も多くなりましたが、それでも添削がズバッと決まった時は、日本語の持つ広がりに感心する方も多いのでは? 俳句をたしなまなくても、知っていると
「かっこ面白い古語の世界」──〈其の三〉
今日は平成最後の日。明日から新しい時代がやってきます。 平成の終わりに訪れたプチブームに「俳句」が挙げられますが、メールなどで文字を書かなくなった現代人にとって、季語を入れた五・七・五音の短い詩を書くことは、ある種、刺激的な体験なのかもしれません。 民放の芸能人による俳句番組や、第一生命のサラリーマン川柳も話題の昨今ですが、これは少なくとも俳句だけではなく、言葉の面白さに興味を持つ人が多く
「かっこ面白い古語の世界」──〈其の二〉
世は空前のプチ俳句ブーム!?……かは定かでありませんが、民放の芸能人による俳句番組が高視聴率とのことですし、第一生命のサラリーマン川柳も話題ですね。この現象は少なくとも俳句をやっている人だけでなく、俳句に興味のある人が多くいるということなのかもしれません。 なかでも、芸能人による俳句番組で先生の添削がズバッと決まった時は、なんとも得難い爽快感を感じる方も多いのではないでしょうか。 同番組で
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