うちつおみ【内つ臣】
1 律令制施行前、左右大臣とともに天皇を補佐した官。うちつまちきみ。 2 律令制以後、左右大臣に準じるとされた官。令外 (りょうげ) の官の一。内大臣 (ないだいじん) 。うちのおとど。
うちつくに【内つ国】
1 都のある国。大和国。「東のかた胆駒 (いこま) の山を踰 (こ) えて、—に入らむと欲す」〈神武紀〉 2 都に近い地方。近畿地方。畿内。「北は近江の狭々波の合坂山 (あふさかやま) より以来を—とす」〈中臣連重本孝徳紀〉 3 外国に対して日本の国のこと。「(仏法ヲ)帝国 (みかど) に伝へ奉りて、—にあまねく通はさむ」〈欽明紀〉
うちつみやけ【内つ官家】
「屯倉 (みやけ) 2」に同じ。「故 (かれ) 、因 (よ) りて、以て—を定む」〈神功紀〉