えんぼく(の)-けいちん【円木警枕】
苦労して
懸命に
勉学に励むたとえ。また、
物事に
精励して寝る間も惜しむこと。眠り込んでしまわないように、すぐ転んで目が覚めるようにした
丸木の枕
まくらの意から。▽「警枕」は眠り込まないようにした枕。
軍中などで使われた。
- 出典
- 『資治通鑑しじつがん』後梁紀こうりょうき
- 類語
- 蛍雪之功 懸頭刺股
- 故事
- 宋そうの司馬光しばこうは学問に励み、眠り込むと枕が転がってすぐ目が覚めるように、小眠するのに丸い木を枕にして勉学に励んだという故事から。(范祖禹はんそう「司馬温公布衾銘記しばおんこうふきんめいき」)