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[動ダ下二]

  1. ある場所から外の方へ移る。そこから離れる。出発する。

    1. 「住む館 (たち) より―・でて船に乗るべき所へ渡る」〈土佐

  1. 人目につく所に現れる。

    1. 「自らが家をこぼちて市 (いち) に―・でて売る」〈方丈記

  1. 日や月など、いままで視界から隠れていたものが現れる。

    1. 「暁かけて月―・づる頃なれば」〈・須磨〉

  1. 新たに現れる。生まれる。生じる。

    1. 「かかる人も世に―・でおはするものなりけり」〈・桐壺〉

  1. 俗世間・迷いなどから逃れる。

    1. 「山ふかく心はかねておくりてき身こそ憂き世を―・でやらねども」〈山家集・下〉

  1. (「…に出づ」の形で)あることに起因する。由来する。もとづく。

    1. 「アルレゴリイと勧懲主眼の小説との差別 (けじめ) を知らぬに―・でたることにて」〈逍遥小説神髄

  1. 動詞の連用形に付いて、出る意を添える。

    1. 「うち添へて、もとよりの憎さも立ち―・でて」〈・桐壺〉

    1. ㋐外に現す。出す。

      「言に―・でて言はばゆゆしみ」〈・四〇〇八〉

    2. ㋑動詞の連用形に付いて、出す意を添える。

      「さが尻をかき―・でて」〈竹取

[補説]基本的には「でる」に同じ。