しゅっせうお【出世魚】
成長するにつれて名が変わる魚。ボラではハク、スバシリ・オボコ、イナ、ボラ、トドと呼び名が変わる。スズキではセイゴ、フッコ、スズキ。ブリの場合、関東地方ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、関西地方ではツバス、ハマチ、メジロ、ブリ。
しゅっせがしら【出世頭】
同じ仲間の中で最も出世した人。また、いちばん早く出世した人。
しゅっせさく【出世作】
世間に認められるきっかけとなった作品。
しゅっせしゃ【出世者】
1 世を捨てて仏道に入った者。出家。僧侶。 2 持仏堂などの法事を勤める僧。「数輩の童形、—、坊官、侍僧に至るまで」〈平家・七〉
しゅっせしょうもん【出世証文】
出世して返済できるようになったときに返済することを記した借用証書。
しゅっせのほんがい【出世の本懐】
釈迦がこの世に生まれ出た真の目的。衆生 (しゅじょう) を救済し悟りに導くこととされる。
しゅっせばらい【出世払い】
出世または成功してから借金を返済すること。また、その約束。
しゅっせりきし【出世力士】
相撲で、新弟子のうち前相撲 (まえずもう) に合格した者。次の場所で序の口となり、初めてその名が番付に載る。
しゅっせかいどう【出世街道】
高い地位や役職に向けて順調に進むこと。今後の出世が確かな状況にあること。「—を歩む」「—から外れる」