でぐちおにさぶろう【出口王仁三郎】
[1871〜1948]宗教家。大本 (おおもと) 教の確立者。京都の生まれ。名は「わにさぶろう」とも。本名、上田喜三郎。教祖出口ナオの女婿。昭和10年(1935)不敬罪などで投獄され、大本教は結社禁止となったが、第二次大戦後再建。著「霊界物語」など多数。
でぐちせいさく【出口政策】
金融危機に際して、各国の中央銀行等の取った異例の金融緩和政策をいつ、どのような手順で終わらせるかについての対策。出口戦略。 [補説]例えば、2008年9月のリーマンショック以降、各国の中央銀行は不安定化した金融市場を支えるため、多額の資金供給を行った。こうした政策は金融危機を克服するための緊急措置として正当化されたが、必要以上に継続すればバブルを生むなどの副作用が懸念されるため、景気の状況などに配慮しながら、時期を見きわめて通常の状態に戻す出口政策が重要とされる。
でぐちせんりゃく【出口戦略】
1 軍事行動で、軍隊の損害を最小限にとどめて戦線から撤退するための作戦。撤退作戦。 2 (1から転じて)不況、競争激化などから収益減の見込みとなり、企業が損害の少ないうちに規模を縮小または撤退するための方策。また、投資した株式・債権などを売却して資金を引き上げることをもいう。 3 ⇒出口政策 [補説]1は、ベトナム戦争時に米軍を撤退させる作戦をさして使ったのが始まりという。
でぐちちょうさ【出口調査】
公職選挙の当日、投票所の出口で調査員が投票を終えた人にどの候補者に、またはどの政党に投票したかを聞く調査。新聞社やテレビ局が行い、開票直後に当選予想を出す資料にする。
でぐちなお【出口ナオ】
[1837〜1918]大本教の開祖。丹波の人。最初金光教の布教所で活動していたが、明治25年(1892)突然神がかり、大本教を開いた。「艮 (うしとら) の金神 (こんじん) 」の信仰を説いて「御筆先 (おふでさき) 」を著し、この神による立て替え・立て直しを訴えた。
でぐちのちゃや【出口の茶屋】
京都島原や江戸吉原の遊郭の大門口にあった茶屋町。
でぐちべん【出口弁】
容器・管路の気体・液体を排出する所に取り付けた弁。
でぐちたいさく【出口対策】
サイバーセキュリティーにおいて、不正アクセスなどを受けてしまった際に、情報を外部に流出させないための手段。データの暗号化や通信制限など。→入り口対策