出典:gooニュース
性分化疾患の陸上元女王が“世界陸連の規定”の必要性訴え! 「もし私に優位に働くならば...」
2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会と陸上の女子800メートルで五輪2連覇女王に輝いたキャスター・セメンヤ(南アフリカ)は、生まれつき性分化疾患(DSD)を持っており、性を巡り、かねてより世界陸連と対立している。そんな彼女は、「皆と違うことを恥じるつもりはない。正義のために戦う」と強く訴えた。
性分化疾患持つ陸上元女王が訴え「私は女性だ」 男性ホルモン抑制治療なしでの出場不可に異議
世界陸連は2018年に、性分化疾患(DSD)を持つアスリートは、男性ホルモンのテストステロン値を低下させた場合に限り、400メートルから1マイルまでの女子競技に出場できる規定を導入。その後、対象は全競技に拡大された。該当アスリートについては6か月のホルモン抑制治療を受ける必要があると裁定。セメンヤはスポーツ仲裁裁判所(CAS)とスイスの最高裁判所に提訴するも敗訴していた。
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ぶんかぜんのうせい【分化全能性】
《totipotency》細胞が、個体を形成するあらゆる種類の細胞に分化できること。全能性。 [補説]哺乳類の場合、胎盤などの胚体外組織を含む生体のあらゆる種類の細胞に分化できることをいい、受精卵がこの分化能を持つ。
ぶんかたのうせい【分化多能性】
《multipotency》体細胞に分化する前の細胞が、生体を構成する多様な種類の細胞に分化する能力。生物学では特に、神経・血液・皮膚など特定の系統の中で多様な種類の細胞に分化する能力をいう。多能性。一般には、「万能性」とも。→分化全能性 →分化万能性 [補説]生物学では、多能性・万能性・全能性などの用語を区別して用い、胎盤などの胚体外組織を含む生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「全能性」、胚体外組織以外の生体のあらゆる種類の細胞に分化できることを「万能性」という。→幹細胞
ぶんかのう【分化能】
細胞が、異なる種類の細胞に分化する能力。
出典:青空文庫
・・・において他の一方から分化したものであったのである。 かくてこの結・・・ 石川啄木「時代閉塞の現状」
・・・雄の差による内分泌の分化が起こらないために、その性的差別に相当す・・・ 寺田寅彦「あひると猿」
・・・以前から存在し発達し分化して来たものであって、その一部の屋庇の下・・・ 寺田寅彦「科学と文学」