せっさ-たくま【切磋琢磨】
学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。
- 出典
- 『詩経しきょう』衛風えいふう淇奥きいく
- 句例
- 切磋琢磨する仲
- 用例
- 愚劣とみたものが、実は切磋琢磨の功を積んで成った虚飾ない真実の姿であるという場合もあり得よう。<石坂洋次郎・若い人>
- 類語
- 砥礪切磋しれいせっさ
- 活用形
- 〈―スル〉