医師免許取得者を対象とする臨床研修。医師法により、診療に従事しようとする医師は、大学病院または厚生労働大臣の指定する病院で2年間以上の臨床研修を受けることが義務付けられている。医師として必要な姿勢・態度、専門分野に限らず日常の一般的な診療に適切に対応できる基本的な診療能力を身につけることが目的。研修医は指導医のもとで診療にあたる。内科・救急部門・地域医療の3科目が必修、さらに外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科から2科目を選択する。初期臨床研修医はジュニアレジデント・スーパーローテーターなどと呼ばれる。→医師臨床研修制度 →後期臨床研修制度
[補説]医師の臨床研修は、
以前は努力義務だったが、
平成16年(2004)に見直され、2
年間の初期臨床研修が義務化された。